教えて!ニシカツ先生「"手作り食"は取り入れた方がよい?」

昨今、猫の食事でも「手作り食」を多く見かけるようになりました。 手作り食は、キャットフードに比べて消化性が高く、またその時の猫のコンディションに合わせて栄養バランスを調整できるので、筆者もおすすめしています。 実際に森のいぬねこ病院でも、手作り食に切り替えることで、「お腹の調子が良くなった」「吐き戻しが減った」などの効果が見られています。 しかしその一方で、手作り食の栄養バランスを調えるには、専門知識が必要ですし、猫のコンディションを細かくチェックして、食事を調整する必要があります。 また、キャットフードのように保存性がないため、衛生管理も重要です。 さらに手作り食は、一般的な食材だけで猫の必要な栄養を満たすことが難しいため、適切なサプリメントを取り入れる必要があります。 手作り食を取り入れる場合は、栄養学に詳しい獣医師に相談するなど、専門家と取り組むことをお勧めします。 🐱西原 克明先生 @dog_care_vet profile🐶 森のいぬねこ病院院長。帯広畜産大学卒業。獣医療の中では珍しい「先進予防」に取り組む。嗜好性の高い健康食品が猫の生活の質(QOL)に有効であるとの考え方からneco-ri(ねこり)のコンセプトに共感し、共同開発に至る。